2010年5月30日日曜日

Ennai Kathirikkai

もらいもののナスも残すところ2本。最後なんで、ちと気合の入った料理を作るかってことで、久しぶりにこんなの作った。タミル語で、Ennai=油、Kathirikkai=ナス。そのままだと油ナス。なんのことかわからないね。ナス料理が多いアーンドラ・プラディシュだとGutti Vankaiとか言うようだ。たいていインド料理の洋書をみると、どれかにかならずといっていいほど載っている有名な料理。ちなみにナスは、一口サイズの小さなやつを使っていることが多い。
おおざっぱにいえば、ナスのヘタを落とさず4つにスリットを入れて、その間に特製のマサラを詰めてローストする。ナスの間に詰まったマサラと、柔らかく甘みと旨味がでてくるナス。このとりあわせはかなり凄いよ。ベジ料理では、かなりのインパクトがあると思う。うまいこと間違い無し。
一応今回つくったもののレシピを載せるけど、レシピのマサラの量だと、ナス3本分は詰められそうだった。私は結構たっぷり詰めたからね。うむ、うまかったよ。というわけでナスの本数にあわせて中身のマサラの作成量を調整してね。そのマサラ部分は、各自いろいろ工夫してナイスなマサラを作ってみてもらいたい。

ナス          2本

マサラ部分
コリアンダー      小さじ1
チャナダル       小さじ2
ウラッドダル      小さじ2
ホールチリ       4本
タマリンド       親指大
ココナッツファイン   大さじ2
塩           小さじ1
ヒング         小さじ1/8
油           小さじ3

下ごしらえ
・ナスのヘタを落とさずに、4分割にスリット。
・大さじ2程の油でもって、ナスを揚げる。ほんの20秒程でいいです...もしくはこの行程を省略してもよい。
・油小さじ2で、マサラ部分のスパイス、ココナッツファイン、ヒング、塩を除いてダルの色がつくまでローストして皿等に移す。
・ココナッツを油1で茶色までロースト。
・ローストしたものをいったんさました後、ヒング、塩と一緒にグラインド(水は加えない)してセミソリッドのマサラを作る。
・出来上がったマサラに水を少し加えて練る。
・ナスにマサラを詰める。

作り方
1.フライパンに油を大さじ1程いれて、その上にマサラを詰めたナスを置いて、フタをして弱火にかける。
2.ときどきナスの位置をかえつつロースト。
3.全体的に火が通って、ナスがしんなりしたら火からおろす。

作業台

インド料理であろうと、そうでなかろうと、料理を作るということに関して、野菜、肉等を切ったりするスペースがキッチンにどれぐらいあるのか。賃貸の家では、そういう満足なスペースがないのが大部分じゃないだろうか。ガス台とシンクの間にある、中途半端な部分が作業スペースにわりあてられるなんてのが大部分で、実際にそんなスペースでやりやすいわけがない。いったいこの中途半端なスペースはなんなんだ。これってとても重要なんです。
そういうわけで、今のところに引っ越して来る前に、キッチンをよーく下見して、どのぐらいの作業台を入れることができるのか考えた。ちとヘンな作りのキッチンと狭さなんで、作業台そのものはあまり大きいのは入れることは出来ない。食器棚はキッチンの外にだしてスペースを確保。それで寸法測って、ブツを購入した。
写真の作業台をよくみてもらうとわかるが、この作業台、業務用なんです。やはり私と同じようにインド料理を日常で作ってる友人宅に初めて訪れたときに、大きな業務用の作業台がキッチンの真ん中に、ものすごい存在感でもって目に飛び込んできたときに、コレだと思った。さすがに友人の家にあったような大きなものは入れられなかったけれども、やはり業務用はとてもよい。
丈夫で余計なものがなく、手入れがしやすくしかも値段が安い。この写真のものはMARUZEN製のもので、新品で19000円だ。中古を探せばもっと安く買える可能性も高い。床から台までの高さも申し分ない。ちょうど人が物を切ったりするほどよい高さで、ステンレスだから、直接パン生地を練ったりすることもできる。
キッチン下の仕切りの上に、鍋やらなん置いておいて、必要なときに出したりするのもやりやすくていいです。というわけで今日も元気に調理にはげもう。

2010年5月29日土曜日

Pesarattu

それほど出来がよいわけではないけど、まぁいいか。こういうふうになるのは、ちと鉄板の温度が熱いから。Pesarattuの場合はこの加減が、Dosaiに比べて難しく感じる。極弱火にすると、綺麗に焼き目がつきやすいのだけれども、いかんせん時間がとてもかかる。腹が減ってるとせっかちになってしまうから、もういいやという気持ちになっちゃうんだよね。というわけで今回は久々に動画があります。

こんな感じです。生地作りが結構疲れる。早くWet Grinder届かないかな...


ちなみに↓は、生地の残りで翌日焼いたものです。

2010年5月28日金曜日

Venkaya Vepudu

アーンドラのおばちゃんの料理。テルグ語はよくわからないけど、Venkayaってのがナスで、Vepuduはタミルで言うところのPoriyalに相当する言葉だろうね。
作り方はいたってシンプル。マスタード、ウラッドダル、ヒング、カレーリーフ、ターメリック、カイエンペッパー、塩、そしてナス。これだけしか使わない。あと、香菜があるなら最後にちらすといいね。アーンドラ地方はナスを使った料理が結構有名みたい。その中でも今日みたいなやつは、もっともベーシックなもんなんだろう。南インド以外だと、ベンガル地方でもナスを使った料理を思い浮かべてしまう。ベグニとか、パンチフォロンを使ってマスタードオイルで炒めたサブジなんか、かなりうまい。パンチフォロンと油の旨味が効いてる。特に油だ。今日の料理はまぁ普段のおかずなんで、珍しくもないんだけど、調理に使った油について書きたかったんだよ。
普段、南インド料理を作るときに、太白胡麻油をよく使ってるんだけど、この油はいわゆる香りの強い胡麻油ではなくて、香りはどちらかというと弱い。とても繊細な感じがする油で、どことなく旨味がある油。和食なんかでもサラダみたいに少しかけてやると、こいつがなかなかいい。
南インドは、胡麻油をよく使う。ただし、香りの強い焙煎してから搾油した、茶褐色のやつではなくて、どちらかというと、この太白胡麻油みたいなやつ。だけども、最近まで焙煎してない胡麻油は見かけなくて、太白胡麻油がでてくるまでは、普通にひまわり油とか使っていた。結構いい値段するんだけど、なかなかいいので、おすすめしたい。
まぁこれからも太白胡麻油で決まりかなと思っていたんだけど、もっといいものを見つけてしまった。昼間にいきつけのスパイス屋さんにいって物色していたら、南インドの胡麻油が売ってた。なじみの店員に聞いたら、こんどディーラーになったんでよろしくとのこと。2Lと5Lがあったので、2Lのほうを買った。本当は1Lとか小さいやつがあればよかったんだけどね...
コレです。コレ。JOTHIKAの写真が写ってるのもちと驚いた。どうやらこの商品のCMキャラクターみたい。お店にもポスターとか貼ってあったし(欲しかったけど一枚しか無いのでもらえなかった)。
さっそく家にかえって、今日の料理を作るときにつかってみたけど、旨味がたっぷりだったね。香りのほうも胡麻って香りがあった。ただし、焙煎したような香りではなかった。太白胡麻油よりは香りはある。しかしまぁ旨味がある。こりゃこれからはこいつかなぁ。値段もエクストラバージンオリーブオイルと変わらないぐらいだし。

2010年5月27日木曜日

Jeera Molagu Rasam

久しぶりに、「The Best of Samaithu Paar」からJEERA MOLAGU RASAM(PEPPER & CUMIN RASAM)を作った。クミン、ブラックペッパー風味のラッサムということになるけれども、このラッサムは、トマトもニンニクも入らない、スパイスの他はタマリンドだけというシンプルなものだ。
風味はクミン、ブラックペッパーなんだが、香りの決めての一つとなるカレーリーフは是非とも生を使いたい。もちろん今日作った物にも生カレーリーフを入れてる。テンパリングはギーに、マスタードとホールチリ、カレーリーフだ。調理時間にしてたったの10分程度という短さ。沸いたら出来上がりって感じ。
香りが素晴らしくたっている。さすが、S.Meenakshi Ammalだと思った。
レストランだとこういう感じのものは、特別にオーダーしないと出てこないだろうなぁ。あ、大森の「ケララの風」だったら出てくるか。あの店のラッサムのヴァリエーションは素晴らしい。

2010年5月26日水曜日

The Best of Samaithu Paar

昨今、インターネットの普及により、インド料理だけでなく各料理のレシピは、さまざまなものを見ることができる。料理のディスカッションフォーラムはもとより、個人のブログでの公開により、同じ料理でもさまざまだ。実際につくってみようかなと思わせるレシピが多くなってきており、私もここ3年ぐらいはそういったところからレシピを得たりして、自分のスタイルを構築しつつある。
今のようにインターネットが普及する前は、料理のレシピは本によるところが大きかった。インド料理という分野は、日本ではマイナーな存在であるので、専門書となると大半は洋書からということになる。結構いろいろな本を買ったが、一度読んだだけで、実際に作ったりすることがなくそのままというのが大半。その原因は、料理の説明が簡素すぎて工程がよくわからなかったりすることと、写真がないので出来上がりがどのようになるのか想像できないというのが主なところ。
すくなくとも、料理の写真がついているほうが断然良い。見た目に近づけることで、料理の出来のよしあしは変わってくるのでね。
言葉の問題もある。日本語で書かれているもののほうがすらすら読めるし、わかりやすいとは思うけど、昔はほとんどそういう本が無かったので、選択の余地がなかった。特に南インドの料理専門書なんて、皆無に等しかった。そういうわけで、洋書は買ってはみたけれども、読むだけで実際に料理をつくったことがないもの、ほとんど読まないなんていうのも結構ある。先にも書いたけれども、インターネットの普及により、和書、洋書共にますます読まなくなっている。
そんな中でも、逆に昔も今もずっと手元に置いて、何かあるたびに開いたり、実際に料理を作ったりする、そういうバイブルみたいな本が数冊ある。

今から12~13年ぐらい前だったか、南インド料理という言葉も定着していない頃、レストランだって今のように南インド料理を専門に出すところなんて微々たるもので、ラッサム、サンバル、ミールスなんてものが語られることが無かった頃である。北インドのナンとタンドリーチキンがインド料理なんだとばかりに大手を振るっていた頃である。
当時私はESDという食べ歩き仲間達と、かれこれ7年ぐらい、あちこちいろいろなエスニック料理店を食べに行っていたので、料理に対してとても興味があった。特に好きだったのは、インド料理。
麹町にある老舗の南インド料理専門店「アジャンタ」は、かなりのお気に入りの店だった。もっとも、今からすると、食べていたものはアジャンタの定番のチキン・カレー、マトン・カレー、キーマ・カレーといったものをライスと一緒に食べていただけのものだったが。
あるとき私は神保町の書泉グランデの地下の料理書のコーナーで、面白い本がないか物色していた。すると最近出版されたのか、平積みされている「誰も知らないインド料理」という本に目が留まった。著者は日本人のようだ。日本人がインド料理の本を書くということも、この時はかなり珍しかったので、とても興味を持った。手にとってパラパラとめくってみると、初めの2ページぐらいに料理やスパイス等の写真が載っているだけで、あとは活字ばかりで締められていた。
主な内容として、インド料理の調理の基本と、北インド料理、南インド料理の詳細なレシピがたくさん詰まっており、日本人が抱いているインド料理の誤解を訂正するように、そして現地の様子はどうなのかということが載っている。
そのときの私の衝撃度といったら...まさに目からうろこが落ちるようだった。さっそく購入して、帰ってから一気に読んでしまった。頭をハンマーで殴られたような衝撃と興奮たるや。そして一番初めに作った料理がRasamだった。
今ではカレー伝道師として、日本におけるインド料理の普及にいそしんでおられる渡辺玲さんが最初に書かれた本だ。それから1年ぐらいして「ごちそうはバナナの葉の上に」という、丸ごと南インド料理について書かれた本も出た。この2冊は私にとっては、インド料理を作るようになるきっかけとなった、とても重要な本だ。
この2冊はすでに10年は経っているにもかかわらず、今でも輝きを失わない。特に「誰も知らないインド料理」は、著者の思いが力強く文に現れており、特に後半の南インド料理について取り上げていたことが素晴らしい。当時はこの本以外に、レシピという形で出ているものは皆無だった。そして、北インドでも南インドであろうとも、インド料理を作る人にとって、基本を身に着けるには最高のバイブルだと今でも思っている。また、インド料理を作りなれている人にとっても一読する価値は大だ。たしかに写真はほとんどなくて活字ばかりだが、レシピは可能な限り詳細にわかりやすく記述されており、分量の記述も重さではなくて、小さじ、大さじ、カップでいくつといった、直感的にわかりやすく書かれている点も他の書ではみられなかったと思う。冒頭の現在の日本におけるインド料理事情についても、共感できる部分が多々あって、最初からひきこまれる。とても実践的で硬派な内容である。
一方「ごちそうはバナナの葉の上に」は、レシピだけでなくエッセイ等をまじえつつ、南インド料理についての魅力を余すところ無く書かれている。最後のほうに、南インドのトラベルガイド付きで、現地に行ったときにどういうところに行けばよいのか詳しく書かれている点もポイントが高い。「誰も知らないインド料理」、「ごちそうはバナナの葉の上に」の2冊でセット。上下巻としてとらえてもいいだろうと思う。
この2冊には大変お世話になった。購入後しばらくして、著書の渡辺さんと知り合う機会があり、グループ制の調理講習会にも2年程参加するなどして、インド料理の調理技術と考え方を育んできた。
並行して洋書の本も多数購入してみたものの、どうにもレシピの内容が気に食わなくて、なかなか手をだすことはなく、結局数年間はこの2冊と、その後に出版された「カレーな薬膳」をあわせた3冊が私のインド料理のレパートリーの大部分を占めていた。それだけ本に書かれているレシピは魅力的だったし、とてもよく練られた内容であった。
残念ながら「誰も知らないインド料理」、「ごちそうはバナナの葉の上に」の2冊は現在では絶版となっている。「誰も知らないインド料理」のほうはかなりの高値がつくプレミア本である。「ごちそうはバナナの葉の上に」は、まだ入手がしやすく、インターネットのオンラインショップや大手の書店等に行けば見つかる可能性が高い。

洋書は、レシピの数はかなりのもので、写真のほうも綺麗なものが多いのだが、いかんせん調理の詳細がわかりにくいのと、調理が面倒だったりするものがあったりで、これだというのになかなかめぐりあえなかった。なので次第に買うのがおっくうになってしまった。そうこうしているうちに、インターネットの普及によりレシピも簡単で写真も載っている、そしていろいろな人のものが見られるようになり、調理も簡単でこれなら作ってもいいかなと思えるようなものがでそろってきた。そういうわけで、ますます本は見なくなっていった。
経験が上がると、簡素なレシピであっても行間が読めるようになり、さじ加減もおおよそあたりがついてくる。そういう時期に過去に買った本を見直してみると、実は結構よかったのかなというものもあるが、それでも大部分はやはり見ない。
そういう状況の中で、ある一冊の洋書に出会った。元は友人がインド旅行に行ったときに、映画関連やなんやら大量に購入した本の中で、料理書もその中に入っていたんだが、そのうちの一冊、S.Meenakshi Ammal著「The Best of Samaithu Paar」(今回の日記の写真の本)がそれである。
あげることは出来ないので貸してあげるということになり借りた(2007年のインド旅行で私も購入した)。内容はタミルナードゥ州の伝統的なヴェジ料理本で、最初の版が出版されたのが1951年という..今からすれば、50年前もの古い歴史を持っている。この本は嫁入り道具の一つとして、持たされることが多いらしい。特に海外に赴任するときにはなおさらのようである。インド人にとっても、この本はバイブル的な扱いでもあるようだ。
著者のS.Meenakshi Ammalは女性で、当時若かりしAmmalは、料理の腕前がたいそう素晴らしく、親戚や近隣の人たちから料理の作り方を教えてくれ、レシピが欲しいとの要望が絶えなかったらしい。そのつど、書き記して渡したりしていたらしいが、あまりにも多く何度も同じことを繰り返すのに疲れてしまい困っていた。
だったら本を出せばいいと思うかもしれないが、1951年当時にレシピ本事態に怪訝な顔をする人が多かったようだ。実際インドは習い事は口伝がおおい。そんななかでも協力者の申し出により出版することになった。Samaithu Paar Cook & Seeという本。これがとても反響がよくて、その後シリーズ化することになる。現在では英語のほかにさまざまな言語に翻訳されている。
Cook & Seeが出版されてから長い年月が経ち、その間に生活様式が変わり、昔使っていた調理器具や調理も大きく変化した。それに伴い本の内容もそれにあわせた形で、装飾ももっと見栄えのよいものにしようということで、Cook & Seeよりえりすぐりのレシピを元に新たに出版されたのが「The Best of Samaithu Paar」である。
えりすぐりだけあって、なかなかの粒ぞろい。また、料理の成り立ちを研究していると、昔はどうだったのだろうと思うときがあるが、そういうときにもこの本は役に立つ。また、レシピも簡潔にわかりやすく使いやすい。ある料理では、こうこうこういうものがそうなんだという思い込みも、この本を見るとまったくそれが当てはまらなかったりする点も興味深い。写真も多くはないがあるのも良い。ときどき読んでいてハッとさせられるようなポイントもあったりして、今では私のバイブルの一つとなっている。
ただし、レシピの全てがタミルの伝統的な料理かというと、はたしてどうかなという点もある。載っているレシピはカルナタカ、アーンドラ、ケララ4州の料理も少々混じっているように思われる。もっともこれはAmmalが得意としていた料理を載せたのかなという気がしないでもない。元となったCook & Seeのシリーズを持っていないので、ゆくゆくはそのシリーズも入手したい。

2010年5月24日月曜日

Kathirikkai Kovakkai Poriyal

ナスとKovakkaiのPoriyal。Kovakkaiもこれで最後。タマネギもトマトも無しのシンプルバージョン。じっくり火を入れると、ナスの甘みと旨味がでてきて、Kovakkaiのまたギュッとうまみが凝縮。そこにココナッツの甘みも加わってナイス。

ナス          2本
Kovakkai        適量

サンバルパウダー   大さじ1
ターメリック     小さじ1/4
カイエンペッパー   小さじ1/4
ココナッツファイン  大さじ1
塩          適量

マスタード      小さじ1/4
ウラッドダル     小さじ1
メティ        小さじ1/4
ヒング        小さじ1/8
カレーリーフ     10枚

香菜         適量
油          大さじ1

下ごしらえ
・ナスとKovakkaiを短冊切り

作り方
1. フライパンに油をしいて、油があたたまったらマスタードを入れる。
2. マスタードがはじけてきたら、ウラッドダル、ヒング、メティ、カレーリーフを投入。
3. ナスとKovakkaiを入れてザッくりと混ぜる。
4. ターメリック、カイエンペッパー、サンバルパウダー、塩を入れて、3分ぐらい混ぜる。
5. カップ1/2ぐらいの水を加えて、弱火にしてフタをする。
6. 水気がなくなり、クタクタになったら、ココナッツファインを加えて、混ぜ込む。
7. 香菜をちらす。

2010年5月23日日曜日

Pesarattu

久々に焼いてみたけれども、こういうのはたまにやると、うまくいくかどうか不安があるが...わりかしよかったかも。新たに購入した大きめの32cmのドーサパンで焼いたけれども、大きいのはいいね。家庭用で使うには、コンロの火が全体に行き渡ることを考えると、これぐらいが限界かもしれない。といいつつも、40cmのやつがあったら買ってしまうだろうが。
しっとりと、なかなか良い感じに出来た。油を少したらしたほうが焼け具合がよく質感がいいね。

 
緑豆      1/2カップ
生米      1/8カップ
ショウガ    親指大
グリーンチリ  1
クミン     小1/4
塩       少々

 
下ごしらえ
・緑豆と豆を水に3時間以上浸水。ただし、ミキサーの性能が抜群なら3時間以内でもOKだ。
・水を切って、残りの材料を全て入れてグラインド。
・水っぽくならないように注意しながら滑らかに生地を作る。

 
作り方
1. ドーサパンを十分温め、生地をカップですくい、内側から外側に向かって円形に広げる。
2. 油を周り、中央からたらして広げる。

 
レシピは実にあっけない。それこそ緑豆と塩だけで生地を作ってもいいぐらい。検索すればいくらでも同様のレシピは見つけられる。文章での説明がひじょうに困難な点は

 
  • 生地の出来
  • 焼き加減

 の2点だと思う。唯一発酵させないという点では、難易度はいくぶん緩和されているので、発酵させるドーサに比べるとまだやりやすいかもしれない。
生地作ってるところのVideoをいずれはのせようかな。たぶんそのほうが、まだわかりやすいかもしれない。いずれにせよ、試行錯誤しつつ何度も試してみるしかない。健闘を祈る。
 
 

2010年5月21日金曜日

Rasam

今日は煮ダル無しで、トマトとタマリンドのシンプルなRasamでした。ニンニクも切れていたので、無し。ショウガが少しあったので、入れました。このままだと、とてもあっさりしたRasamになる。それはそれでいいのだけれども、コクが欲しい。そういうときにどうするか。

ギーです。

洋書のインド料理本、S.Meenakshi Ammal著、「Samaithu Paar」なんかでもRasamのレシピにギーでテンパリングというのは出てきます。入れすぎるとギーの香りが鼻につくので、適度にしておいたほうがいいでしょう。

2010年5月20日木曜日

Kozhi Sukka



鶏もも肉をDryに炒めた。生カレーリーフと、香菜、仕上げの特製マサラパウダーを効かせた。

Kovakkai Poriyal



今日も再び、KovakkaiでPoriyal。先日よりも薄くカットして、結構しっかり火を入れてみた。
パウダースパイスも自作のKulamub Milagai Thoolを使って、仕上げにParuppu Podiを加えた。
味わいと香りがGreatです。

2010年5月19日水曜日

Kovakkai Poriyal



Kovakkai(英名ではIvy Gourd)とか言う野菜。香りがみずみずしい瓜って感じで、火を通すとなんとも言えぬ甘みと旨味がある。シンプルにPoriyalにした。タマネギにスパイスもマスタード、ウーラッド+チャナダル、カイエンペッパー、ヒング、ターメリック、コリアンダー、塩。それから香菜にカレーリーフ。じっくり炒めて火を通す。



こんな感じの野菜です。

Paruppu Rasam



煮ダルとタマリンドのシンプルなRasam。トマトは無し。ニンニクとギーでコクをプラス。生カレーリーフの香りが抜群。素材が良ければ、シンプルでも十分うまい。

Pavakkai Podimas



苦瓜を小さくカットして、シンプルにじっくり炒める。スターターはマスタードとウーラッド+チャナダル。カレーリーフと香菜を加えて、特性のMasala Podiを加えて、苦瓜が柔らかくなるまで極弱火でじっくり火を通す。ほのかな苦みがいいですね。暑いときは苦瓜たべたくなるんだよね。

2010年5月9日日曜日

Sambar

サンバルです。説明の必要もないですな。

いつもだいたいこんな感じで作ってます。

2010年5月5日水曜日

Venthiya Poriyal

写真の料理は、メティ(英名フェヌグリーク、タミル語Venthayam)をPoriyalにしたものです。いやはや、スパイスそのものを食べてしまおうというのだから、インド料理は奥が深い。
この料理、ちゃんとしたレシピは無いのですが、これこれこういう感じで作りますみたいなネタがあったので、ちと考えてアレンジしてみました。

メティ       手のひら一杯
ココナッツファイン カップ1/4
塩         to taste

マスタード     小1/4
ウーラッドダル   小1
ホールチリ     1
油         小2

レモン汁      小2


下ごしらえ
・メティを水に浸し、3時間程度置く。水ではなくぬるま湯だと結構早くにふやけます。

作り方
1. フライパンに油をしいて、テンパリングスパイスを投入。
2. マスタードがはじけたら、メティ、ココナッツ、塩を入れて数分炒める。
3. 仕上げにレモン汁を混ぜる。

動画にするほどのものでもないけれども、一応

2010年5月4日火曜日

Adai


日本だとあまりみかけることがないTiffin、Adai。簡単にいってしまえば複数種類の豆と米のドーサ。お店でだしていないのは、通常のドーサと被るからかな。生地を発酵させる必要もなく、豆や米の浸け置きも3時間程度でさっさと生地を作ってしまう。生地自体も結構ラフに作ってOKみたいなところがあるから、家庭でも気軽にできる。
そういうわけで以下のような配合で作った。

米        1/4カップ
チャナダル    1/4カップ
ウラッドダル   1/4カップ
トゥールダル   1/4カップ
ショウガ     1かけ
グリーンチリ   1本
タマネギ     中1/4個
ヒング      小さじ1/8
塩        小さじ1
カレーリーフ   a few
香菜       a few
水        1カップぐらい

下ごしらえ
・米と豆を水に2〜3時間程度浸けておく(1時間程度でやっちゃう人もいる)。
・水をきって、他の材料も全てミキサーでThickにグラインド。

今回の生地はちとゆるくなってしまった。


作り方
1. フライパンを十分暖めて、カップ半分ぐらいの生地を、内側から外側にまわすようにして焼く。
2. 油を上からたらして(テフロンのフライパンならしなくてもよい)、両面を焼く。

豆と米の配合は好みでどうぞ。ショウガとかなければ省いちゃってかまわない。
普通の家庭にあるフライパンで焼くと、だいだいこのぐらいの大きさになる。テフロンのフライパンで、こんがり焼くには、結構時間がかかるのでまぁ適当なところでいいでしょう。

こんな感じで焼いてます。