2010年9月6日月曜日

Pachi Pulusu

今年は特に暑い日が続きますね。9月に入っても、一向に暑さがひきません。厨房に立って、料理するのもげんなりしてきますね。こういう暑いときは、Mor(Buttermilk)でも飲んでクールにいくのもいいんだけど、暑いからこそRasamというのもまたいいものです。
このRasamは、Pachi Pulusu(Raw Rasam)といって、アーンドラ・プラディシュ州郷土料理の一つらしいのです。Pulusuは汁物のことを指しており、たぶんPachiは英語ではRawと表されていることから生を指しているものと思われます。そう、これは「生」、火を入れていないんです。だからまったく熱いどころか、温かくもありません。ちょっと珍しいでしょ。
ボウルを用意し、刻んだ玉ねぎ(赤タマネギがおすすめ)、を投入。グリーンチリを3本ぐらい、直火で軽く焼きます。それに塩を加えてタマネギと一緒にギュッギュッと手で握りつぶします。この時点で、なんとも良い香りがしてくるんです。それにタマリンド水を3カップ注いでから、砂糖を少し加えます。
フライパンを用意して、油を大匙1ぐらい入れ火にかける。温まってきたら、マスタード、クラッシュしたホールチリ、クミン、それからカレーリーフ、ターメリック少々。マスタードがはじけたらボウルに投入。最後に擦ったゴマを少々加えて出来上がり。そして刻んだ香菜をたっぷりちらします。塩をチェックしましょう。
独特のフレーバーは、青唐辛子からたちこめてきます。また、赤タマネギの風味もいいですね。タマリンドの酸味に、ゴマの香り、そしてテンパリングした油とスパイスのハーモニーといったところでしょうかね。一風変わったテイストと香りです。スープとして、ライスにかけてもいいですね。まさに冷汁。

0 件のコメント:

コメントを投稿