Vatralとは、乾燥させた野菜のことです。Vatralで身近なところでは、カードチリもそれに相当するね。はしやすめにかじるとナイスアクセント。特にカードライスのお供としては最高ではなかろうか。
Vatralの作り方...いや、たいていお店で出来たやつ買ってくるもんだと思うんだけど、一応作り方をのせておくと、お好みの野菜を唐辛子に塩、ヨーグルトをまぶして天日で乾かす。Sun Dry Vegetableと言われるが、なるほどねぇ。しかし、日本だと夏の暑い日でないと、むずかしいかもね。こんな寒い時期にやる気もないけど。暑くなったらオクラや苦瓜で試してみたい気もする。
このVatralを汁気のある料理の具(どっちかというとスパイス的な)にした、Vatral Kuzhambuは結構有名。リアルなVatral Kuzhambuを作るためには、Vatralが必要となる。Vatralは、食材コーナーに行くと、先のカードチリのほかにも苦瓜や、グーズベリーを乾燥させたSundakkai、山椒のようなものや、昆布はたまた海草みたいなもの、人参とかいろいろある。単一のものやそれらをミックスしたものまでさまざま。
Vatral Kuzhambuのもっとも簡単な作り方の一例は、スタータースパイス(マスタードとか)と一緒に、Vatralを油で軽く炒めて、タマリンド水を加えて煮込む。油で炒めたVatralの香りと味わいが独特である。やっぱりライスと一緒に食べるのがあっている。
料理名を英語表記しているけれども、このKuzhambuというのはタミル語を無理やり英語に当てはめた当て字です。Kuzhamubに限らずそういうものは他にもあります。カタカナで書くと...これまた正確には表現できないのです。zhaに当たる部分が日本語にない発音をするので。しいていうなら、コロンブが発音としては結構近いかなぁ。
それでKuzhambuは、私が思うに汁気のカレーの総称として考えられるのではないかと思う。たいていの料理の特徴としては、酸味がある料理が多い。タマリンドまたはヨーグルトといったところか。意味は、今度タミル語の辞書で調べてみよう。
Vatralの一例。左の昆布みたいなやつと、右側はSundakkai(Turkey Berry)。
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