2011年7月14日木曜日

Kal Dosai

発酵ものの王道、ドーサです。ちょっちょっとまってくださいよ。これってドーサなんですか?という質問がありそうな写真です。
このドーサは、とてもクラシックなドーサなんです。というのは、Kalというのがミソで、これはタミル語で「石」を意味します。Kal Dosaiとは、石のドーサ...いやいや、石板で焼いたドーサなんです。この石は、花崗岩だったらしいのですが、昔はそれでAdaiなんかも焼いていたようです。現在は、ドーサ用のフラットでフチがない鉄板がありますから、わざわざ花崗岩で焼く人は、そうとう物好きか、こだわりのある人なのでしょう。石版を使わなくても、再現はできるので、今では名残として残っているようです。レストランでもときどき見かけることがありますから、あったら試しに食べてみるといいでしょう。
生地自体は、今のドーサと同じのでOKです。片面だけ焼いて、ソフトに仕上げる。Uttappamみたいに厚みがあるのが特徴で(というよりも、プレーンなUttappamはKal Dosaiとどう違うのかだ)、スポンジみたいにフワフワしています。ドーサの食感はなにもクリスピーなだけではないのです。こういう食感のものもあるのです。
焼き方は普通のフライパンでも構いません。中火程度に火力を上げて、生地をそそいだら、ちょっとグルッと回して(Aappamのように) 、端のほうに油をたらして、フタをして1分ぐらいでしょうか。フワフワのスポンジ状になっていれば出来上がりです。

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