ポンガローポンガル、ポンガル・ワールトゥッカル...とかいいつつも、ポンガル作りもしなければ、食べもしなかったのですけどね。しかもポンガル昨日だし。ポンガル大好物なんだけれども、今の自分の体ではちとキビシイものがあるので、泣く泣く見送りました。
たまには直球勝負したくなります。というわけでChettinad Chickenです。Chettinadが付きますからね。タダモノではないわけですよ。フフフ...Chettinadは豪快で重厚なスパイス使いをするらしい...世間ではそのようなことが囁かれている。まさにそれを地でいってるのがこのChettinad Chicken。とりわけ私が作っているこれは、まさにそれです。
ズバリこの料理は分かりやすい。香りもそうだけれども、食べたときにスパイス食べているという感じがダイレクトなんですよ。当然インパクトも大です。豪快で重厚なスパイス使いというけれども、どれぐらいスパイス入ってるかというと、ちょっと下のカトゥリに入っているスパイスの写真をごらんください。
挽く前のホールの状態です。はたからみてもちょっと多いなと思えるでしょう。これをローストして、挽くと下のようになります。カトゥリ1杯分。
たとえば普通のチキン・カレーで、コリアンダーパウダーを入れるとしましょう。4人分に対して小さじ1でもいいぐらいなんだけれども、量換算すると、今回作ったものはそれの21倍入ってるわけです。もちろんChettinad Chickenは、単純にコリアンダーだけではないですけどね。スパイスの種類もたーくさんです。私は覚えきれないので、この料理は特にその部分に関してはマル秘ノートを見ながら調合しています。お店でだすとしたら、コスト管理を厳格にやってるところだと、採算があわないとかいって、出さないところあるかもしれないですね。実際にこれだけの種類が必要なのかというところに考えが行くと思います。いれちゃって大丈夫かな...まぁいいかってな具合でドバッといれちゃいます。とってもストロングですからね、毎回コレというわけにもいきません。ごくたまにやるからいいのです。
作る工程は難しくはありません。普通にチキン・カレーを作るやりかたでOKです。スパイスの種類と量がハンパではないということです。色もダークになってきますからね。それらが肉にまとわりつきまくって、強烈な味になるのです。今回はツマミみたいに食べたかったので、グレーヴィは煮詰めてドライ気味になるまで火を入れてます。食べていても、なんのスパイスが入っているかわからないぐらい複雑になっています。同じような料理で、ペッパー・フライと比較しても、当たり前ですがその差はかなりありますね。
まさにこれは力で押しまくってる料理です。ボディブローのようなパンチで悶絶ものです (たぶん)。酒を飲みながら食べるなら、度数の高いモルトウィスキーなんかをストレートでやりながらというのもいいでしょうね。ためしにアイラモルトのラフロイグ、そのカスクストレングス(57.5度)をストレートで飲みながら食べてみましたが、このきつい酒にまったく負けていませんから、かなりパワーがありました。活が入ることまちがいなしです。
おお〜美味しそうですが、スパイスが凄い量ですね!
返信削除インド料理ではあまり見かけない八角まで…
チャティナード料理は、こんなに入れるんですね。
凄い量と云えば、麹町アジャンタのレシピも、勇気がなくてなかなか作れません…
大丈夫なんだろうかと思ってしまいます…
毎日食べるとなんらかの変化がでてくるかもしれません。
返信削除ただ、ごくたまにこういう暴力的なスパイスどっさり入ったものを食べたくなるときがあります。
チェティナード、いいですね~。
返信削除レシピを眺めているだけで実際作ったことはないんですが、改めてスパイス量を見ると尋常じゃないですね(笑)
チキンペパーフライでもスパイシー!!すぎると周りに言われることがありますが、これは凄すぎる・・・。
一度やってみるといいです。スパイス量が多いとどうなるか。
返信削除チキン・ペッパーフライの場合、終わり直前にペッパーを効かすので、このChettinad Chikenとは、また違ったインパクトがありますね。
チェティナードゥチキンって、、いろんなレシピがあってどれがスタンダードだかよくわからなかったんですが、とにかく凄いスパイスです!inaさんの作ったの、うまそうです!
返信削除ぼくもイベントで作ったことがありますが、好きな人はすごい喜ぶんですが、辛いのだめな人には「食べれない〜」って言われちゃったりしました。作るのはすごい楽しいです。これでもか〜!!って感じでドッサリスパイス入れてテンションあがります。
では、こんどのMGRオフのとき作りましょうか。フフフ...
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